サムネイルは、今は無き悪名高き?FEC(兌換チャット)です。
前の軍事政権の時に外貨獲得のためにありましたが、近年、そんなことしないでも、自力で経済発展できるので廃止された物です。
また自力で稼げなくなり復活するのでしょうか。
軍事クーデター自分の首絞めるバカな事したな、と思っています。
せっかく、経済成長しつつあったのに、これで外資が引き上げて経済停滞!?
なんてバカなことしたのか、と思っています。
記憶にあるのは、入国者は300ドル分FECに強制両替。
入国検査の前後に両替所のような物があって、強制両替しないと、入国できない。
300ドル使えばいいじゃん!?・・・ミャンマーはかなり物価安くて(2003年当時)、日本の5分の1くらい。
300ドルなんて大金使い切れません!これは例えていえば商品券のような物で、これを外貨に交換することはできません。
FEC→チャット(ミャンマー通貨)→USDollar
に両替する方法もありましたがレートが非常に悪くかなり目減りです。
でも国外に出ればどこいっても両替できずただの紙切れです。
軍事政権はこんなことをしないと外貨を稼げなかったわけです。
wikipediaに「賄賂を渡すことが恒常化」とありますが、「300ドルなんて嫌だ!」というと「賄賂」20ドル前後を係員がニヤニヤしながら要求してきて、周りもそれを見て見ぬふり、という腐りきった雰囲気でした。
政治的な詳細は分かりませんが、軍事政権は汚職の塊だったという記憶があります。ここにはかけない汚職もありました。
あちこちの日系企業の機密情報ダダ漏れ、、、ミャンマー軍事政権下はモラル崩壊してそんな雰囲気です。
Wikipediaを読むと旅行者のモラルが低く賄賂渡して係員を買収していたという印象ですが、実際は入国の係員が外国人旅行者にたかって賄賂をせしめていたという感じです。そのため、旅行者の間ではミャンマー軍事政権はひどく評判悪かったです。
またこんな時代に戻るのでしょうか。
街中は至って普通。軍事政権というと怖いイメージがありますが、身の危険は一度も感じませんでした。
もしかしたら、現地に駐在員がいて、焦っている会社もあるかもしれませんが、そこまで危険は無いです。
ただパスポート携帯令が出ていたので、パスポートのコピーをいつも持ち歩いていました。
(盗難されると厄介なので、パスポート原本は持ち歩かずにはホテルのセーフティボックスに保管。常時パスポートのコピー持ち歩くのがいいです。)
誤解を恐れないで言えば、ミャンマーに限らず、現代の日本ではクーデターは、一大事、恐怖におびえる民衆とイメージしがちですが、海外よく見ているといつもかなり温度差あると感じます。
発展途上国では日常茶飯事です。
というと国民性に問題あると思う人もいるかもしれませんが、ちょっと前の日本と同じです。あくまでも国民性の問題ではなく、「発展途上」です。
有名どころでは本能寺の変や226事件も、ある意味クーデターですよね?
これら事件の後の日本国内の治安を想像してください。
企業担当者は恐怖に怯えて取り乱すのではなく、それを想像して冷静に対応するといいです。
今回のミャンマークーデターがいいものとは思いませんが、治安面ではクーデターのあとでも現地からは、そんな受け止め方をされるのが一般的です。
クーデターや政変というと街中に自動小銃構えた軍人が多く出て、、、とイメージ持つ人もいるかもしれませんが、世界中見てもそこまで危険なのは戦争地域以外ほぼ無いと思います。
(私服警官が街中に出て情報収集するくらいはあるかもしれませんが。)
でもミャンマーの軍事政権は平和裏な話し合いが通じる相手というわけではなく、内情をよく知っている立場からいえば、軍事政権は話が通じる相手ではないと思います。話が通じるほど冷静な判断ができるなら、こんな自分の首絞める馬鹿げたクーデターなんか最初から起こしません。
平和裏な話し合いによる解決を求める日本政府には理想とは違うという現実を認識して欲しいな、と思います。
実はミャンマーの旅行案内記事書きためてたんですよね。
夜間のヤンゴン市内を出歩いていたくらいなので、そこまで身の危険はないものの積極的に旅行先としておすすめ、と書けないので、ちょっとお蔵入りさせておきます。
もちろん企業としては投資先としてはミャンマー軍事政権はちょっと、、、と個人的に思いますね。
国民性は親日でフレンドリーなんですけどね。
街中には日本の中古のバス、自動車、電車気動車がたくさん走っています。
*軍事政権時代のミャンマーの情報が少なく右往左往している会社もあると思うので、覚え書きとして残しておきます。